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IHクッキングヒーターの電磁波を測定しました

我が家のIHクッキングヒーターは、三菱電機のCS-H2201B(2000W)です。メーカーや機種によって電磁波の違いはあるようですが、最初からマンションに設置されているものなので選択の余地はありません。
とにかくやりだすととことん調べてしまう性格からIHクッキングヒーターの周波数に対応した電磁波測定器を購入して、実際に測定しました。
ここで注意が必要なのは使用する電磁波測定器です。数千円で売ってる安価な測定器ではIHクッキングヒーターの電磁波は測定できませんので注意が必要です。ちょっとぐらいは目安になるでしょう?って。いえいえ残念ながら全く目安にもなりません。誤作動して数値が出るだけですので全く意味がありません。 「IHクッキングヒーターの電磁波とは」で説明しましたとおり、IHクッキングヒーターから出る電磁波の周波数は20kHz〜60kHzです。数千円で販売している電磁波測定器は精度の問題はさておいて、送電線や一般家庭電化製品からの50Hzや60Hzの超低周波の電磁界を測定する仕様になっております。普及型電磁波測定器で有名なトリフィールドメーターという測定器でも磁場・電場モードで測定可能周波数は30Hz〜1KHz(1000Hz)、マイクロ波モードで50MHz〜3GHzとなりますので、IHクッキングヒーターの電磁波を測定することはできません。
そこで色々調べてみたところ、AC MILLIGAUSS METER MODEL UHS(アメリカ製)という電磁波測定器が1KHz〜75KHzの測定モードがありIHクッキングヒーターからの電磁波周波数に該当しています。ちょっと高かったのですが、思い切って購入しました。5万円以上しましたが、多分IH電磁波を測定できる機器では一番安いと思います。(アメリカなら280ドル程度なんですけどね・・・)

測定に使用したIHクッキングヒーターは三菱電機のCS-H2201B(2000W)です。
メーカーにより火力段階が設定されているようですが、三菱製の火力段階 は1〜8段階で分けてあり、電源を入れた時点では標準の5(750W)に設定されています。最強火力が8(2000W)になります。 標準5(750W)の場合はトッププレート真上で717mG、火力8(2000W)にすると900mGもありました。かなり強烈な電磁波ではありますが、電源を入れたまま体をトッププレートに被さるような姿勢をとることはまず無いと思いますので、通常の調理姿勢を想定して0cm〜30cmまでの距離を5cm刻みで測定していきました。
以下の写真は距離0cm〜30cmまでを測定した数値です。左の列が火力5(750W)、右の列が火力8(2000W)でそれぞれ距離を0cm,5cm,10cm,15cm,20cm,30cmの6ヶ所での電磁波を測定しました。さてさて、結果はいかに。

背景色黄色のこの列はすべて火力5(中火)での測定です
 
背景色水色のこの列はすべて火力8(強火)での測定です
火力5(750W)で距離0cm:密着した状態です。数値は18.47mG
  火力8(2000W)で距離0cm:密着した状態です。数値は27.4mG
IHクッキングヒーター0cm  
     
火力5(750W)で距離5cm:数値は7.58mG
  火力8(2000W)で距離5cm:数値は11.7mG
IHクッキングヒーター5cm  
     
火力5(750W)で距離10cm:数値は3.76mG
  火力8(2000W)で距離10cm:数値は7.79mG
IHクッキングヒーター10cm  
     
火力5(750W)で距離15cm:数値は2.34mG
  火力8(2000W)で距離15cm:数値は4.67mG
IHクッキングヒーター15cm  
     
火力5(750W)で距離20cm:数値は1.48mG  2mG以下になると私的には許容範囲かなって感じです。・・って常に20cm離れて調理するのはちょっと無理です。(^_^;)
  火力8(2000W)で距離20cm:数値は2.92mG
IHクッキングヒーター20cm  
     
火力5(750W)で距離30cm:数値は0.74mG 30cm離れて1mG以下になりました。
  火力8(2000W)で距離30cm:数値は1.51mG
IHクッキングヒーター30cm  
     

結論&まとめ

ヨーロッパでは2ミリガウス以下の電磁波環境をガイドラインとしているそうなので、その基準からすれば標準火力で20cm以上、最強火力では30cm以上離れなければならず、調理できなくなってしまいます。今回は中火程度(750W)と強火(2000W)で測定しましたが、出力が2000Wから750Wになると6〜7割程度減衰し、距離が離れると更に減衰率は大きくなるようです。そのことから今回は弱火(350W程度)の測定は行いませんでしたが、弱火にすると更に数値はガクンと落ちるものと思われます。電磁波の影響は出力と距離により大きく違うことを実感しましたが、調理の場合は料理をすることが目的なので出力も距離も自分の都合でコントロールをするのは難しいですね。
知らなきゃ平気だったのかも知れませんが、知ってしまった以上、何か対策がないものかと思い、インターネットで調べたところIHクッキングヒーター専用の電磁波対策エプロンを発見しました。防護性能により3種類ありましたが、思い切って一番性能の高いタイプを購入しました。(IHクッキングヒーター電磁波防護エプロンの詳細
そして次のページでは電磁波防護エプロンの性能を試すために実際に測定して商品の効果をテストしました。


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